今回のVisee旅は、忘年会を兼ねた行事として、小旅行を計画実施しました。利用者の方々から小旅行の行先を調査したところ、「高知」という要望が多かったのですが、諸般の都合により「松山」になりました。楽しく笑顔で1年の締めくくりをすべく旅程の相談を重ねた結果、アート展鑑賞(愛媛県美術館)、バイキング昼食、そして班別行動 (①大街道・銀天街でお買い物、②松山城散策、③ゆっくり松山を散策)となりました。
1 アート展の鑑賞(愛媛県美術館) 11月30日から12月10日まで開催された「愛顔ひろがるえひめの障がい者アート展2023」を鑑賞しました。本館2階の会場には、多くの平面や立体の作品が展示されていて、自身の作品を確認する人、入賞者の作品に見入る人など、みんなゆっくりと鑑賞できたようです。推薦絵画の投票では、自分の作品番号を書いて投票する人が多かったようでした。このアート展にViseeから応募出品した人は10名でしたが、残念ながら、入賞には至りませんでした。
2 ランチバイキング
松山市余戸にあるレストランでランチバイキング。メニューは、釜めし・お寿司・スパゲッティ・唐揚げ・煮物・デザートなど。中には、カレーをおかずにして釜めしを食べていた人もいました。おかわりをした皿を見ると、初めの皿よりも、もっと山盛りになっている人も複数いたようです。
3 3班で班別行動 (①大街道・銀天街でお買い物、②松山城散策、③ゆっくり松山を散策)
①大街道・銀天街でお買い物
皆さんの要望を聞き、相談した結果、要望の順に買い物をしていくことにしました。まず始めは「アニメイト」に行きました。好きなアニメのグッズや、本などが取り揃えられており、どれを買おうか迷っている様子でした。次は、ゲームセンターに行き、プリクラを撮って画像処理をしたり、ガチャガチャで好きなものを見つけ回したり、クレーンゲームで欲しいものをとったりしました。最後は女性陣の要望の多かったアクセサリー店に行き、色とりどりのかわいいヘアゴムや髪留めなどを手に取って、相談しながら好みの品を決めていました。皆さんの要望をかなえるため駆け足になりましたが、興味のないような店も、行ってみると楽しかったようでした。
②松山城散策
松山城は、日本で12か所しか残っていない「♯現存12天守」の一つで、松山市中心部にある標高132mの勝山に加藤嘉明が築城を開始し、後の松平定行が築造したものです。松山城に上ろう班一行は絶好の散策日和の晴天の中、7名の参加でスタート。松山ロープウェー商店街を散策しながら山麓駅に向かいます。ここで何と!とロープウエーが苦手な参加者がいることが判明。みんなが見守り鼓舞しながら何とか乗ることができ、無事に山頂駅の「長者ヶ平」にたどり着きました。そこから天守閣にたどり着くまでに、全国で彦根城とこの松山城にしか現存しない「#登り石垣」をバックに記念撮影をしたり敵の侵入を拒む4つの門をくぐり抜けて本丸広場に到着。道後平野を一望することができました。
さらに、体力のある利用者たちはそそり立つ階段を上り、天守にもチャレンジ!当時の殿様気分を満喫。愛媛に住んでいながら、城下から見上げるばかりの松山城。今回のvisee旅で思い出に残る城山探索ができました。追伸、帰りもロープウェー内は緊張と励ましで和やかな時間でしたぁ。(笑)
③ゆっくり松山を散策
まず、三越の5階にある「ジュンク堂書店」を訪れました。利用者それぞれが自分の興味のある本を探します。ある利用者は旅行の本コーナーで足を止め、イギリスの旅行本を興味津々に眺め、そして購入しました。彼に聞いてみると、小学生の頃、家族でイギリスへ旅行に行ったことがあるらしく、もう一度行ってみたいから購入したと言っていました。もう一人の利用者さんは花の写真が写る来年のカレンダーを購入しました。その後、大街道から銀天街までをみんなで散策し、自分の気に入った物や家族へのお土産も購入することができました。
みんな大満足の1日になったと思います。次回はみんなで県外へ旅行できたらいいな~。