企業の商品企画に採用していただくために、アーティストとデザイナーがともにアイデアを出し合いながら、アートデザインを売り込むアートデザインコンペプレゼンテーションが、松山市道後、愛媛県身体障がい者センター大会議室で行われました。アーティスト38名と10名のデザイナーがタッグを組んだ、10チーム(Aチーム~Jチーム)が参加し、企業担当者の方々、約20名(各企業4~5名参加)が、審査員となってコンペを行いました。
午前中は、有限会社ラポール様のエイブルクッキーへのデザインが、10案出されました。
私たちFチームからは、「Hoshineko Nyanko」シリーズの提案。これは、イラストや詩の世界をクッキーに乗せてお客様に送るというアイデアです。猫をモチーフにしてかわいいイラストをクッキーに印字。パッケージにあるQRコードにスマホをかざすと「Hoshineko Nyanko」の絵がダウンロードできるようになっています。
午後は、今治タオル工業組合様のタオルへのデザインが、10案出されました。
私たちFチームからは、「WORLD ZERO」幾何学的な正確な線から出来上がる壮大な作品を12分割して販売するという提案です。そしてもう一つは、「ユーモ」ユニークなモンスターの総称。ユーモをそれぞれミニタオルやハンドタオルとしてシリーズで販売するという提案です。モンスターの全個体には名前が付けられていて、性格もそれぞれで個性豊か。特に、目の表情は魅力の一つ。
アーティストの作品を担当デザイナーの方に、明るく素敵な発想を基にした実現可能な展開提案(下のプレゼンシート参照)をしていただきました。ひとりひとりのアート表現を商品への展開へとつなげられる工夫が、いたるところに詰まったプレゼンテーションでした。きっと、審査員の方々に届いたのではないかと期待しています。ありがとうございました。
採用希望アイデアの発表は、7月13日(火)です。
結果、残念ながら不採用でしたが、デザイナーの先生には、自分たちが作ったアート作品を企業に売り込むという実践的経験をさせていただき、感謝に堪えません。重ねてお礼申し上げます。今後ともご指導の程、よろしくお願い申し上げます。