伝統的製法によるVisee謹製の石鎚黒茶の製造が最盛期を迎え、Viseeの利用者や職員・ボランティアの約30人で、早朝から作業に汗を流しました。石鎚黒茶は、2回発酵が生む独特の酸味が特徴で、江戸時代ごろから作られてきたとされています。前日に丹原町鞍瀬の茶畑で茶刈り機を活用して枝ごと茶葉を丁寧に収穫しました。茶葉を選別し水洗いして、約70分間蒸します。細かい枝などを一つ一つ手作業で取り除いた後、木桶に詰めて石鎚の山間部の大保木まで運び、約1か月かけて2段発酵させます。天日干しした後、さらに1か月間熟成させて仕上げます。この工程を繰り返し、8月中旬まで作業をする予定です。
伝統的な技術を受け継ぎ、黄金色に輝く美味しいお茶を目指して一つ一つ取り組んでまいります。
2018年3月、「石鎚黒茶の製造技術」が、「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択
2019年5月、記録作成等調査開始