7月1日、石鎚黒茶の製造開始!

石鎚黒茶の製造が始まりました。

石鎚黒茶とは、西日本最高峰の石鎚山の麓、小松町石鎚地区に古くから伝わり、独自の製法で作られるお茶です。石鎚黒茶は、日本に4種類しかない後発酵茶の種類で、摘んだ茶葉を加熱した後、たいへん珍しい二段発酵を行う非常に貴重なお茶です。

作業の中で特に大切なのが「発酵」です。この発酵作業が石鎚黒茶の風味を左右する大切な工程です。石鎚黒茶は、天然の乳酸菌を育てることで作ります。発酵によって生み出される乳酸は、石鎚黒茶に独特の酸味を生み出します。

Viseeでは、石鎚地区で生活され石鎚黒茶を最後まで生産されていた地元の方、研究機関・専門家などの指導・助言をいただきながら、風味豊かな石鎚黒茶づくりに取り組んでいます。

石鎚黒茶は、江戸時代から大正時代に盛んにつくられていたのですが、次第に生産者や生産量が減少し、一時、生産継続が困難となりました。しかし、平成の初めころから伝統製法を受け継ぎ、石鎚黒茶の継承が行われてきました。

伝統を受け継いだ製造工程は、すべて手作業で行うため、労力も時間もかかりますが、石鎚黒茶に携われていることにやりがいを感じています。今後とも、Viseeの皆さんとともに伝統的なお茶を育てていきたいと考えています。

◎石鎚黒茶の新茶は、10月頃に出来上がりますので、是非ご愛飲ください。

  令和2年7月

関連記事

アーカイブ

最近の記事

PAGE TOP